マルチスレッド対応の軽いマイクラサーバーを立てる。
通常Minecraftのサーバーはシングルスレッドでしか動作しないのですが、ChiyogamiというPaperフォークでマルチスレッドに対応した革命的なサーバーがあるので構築します。
前提
この記事はWindows向けに作っていますが、基本パソコンだったらなんでも動きます。
なんならスマホでもできます。
ダウンロード
サーバーは作者様のGitHubからダウンロードできます。
最新版は記事作成時点で1.18.2です。
一番上の.jarで終わるファイルをダウンロードします。
サーバー起動の準備をする
サーバーを起動した際にサーバーと同じフォルダにいろいろファイルが生成されるので、サーバー専用のフォルダを作って、その中にダウンロードしたjarファイルを入れておきましょう。
ダウンロードしたjarファイルをそのままでは起動しないので、コマンドから起動する必要があります。
毎回コマンドから起動するのも面倒くさいのでBatファイルを作って、いつでも起動できるようにします。
メモ帳を開いて、
java -Xmx1024M -Xms1024M -jar (Chiyogamiのパス)nogui
これをメモ帳にコピーします。
Chiyogamiのパスのパスにはダウンロードしたjarのパスを指定してください。
パスに2バイト文字が入っていると起動しません。
-Xmx1024M -Xms1024Mの部分を変えると割り当てるメモリの量を変更できます。
PCのメモリが16GBやら32GBあるなら変えておきましょう。
保存は通常のテキストファイルではなく、batファイルとして保存します。
左上のファイルから名前を付けて保存を押し、ファイルの種類をすべてのファイルにします。ファイル名はなんでもいいですが、ファイル名の末尾に .bat をつけてください。
起動する
先ほど作ったbatファイルを管理者権限として起動します。
初回起動は結構時間がかかるので気長く待ちましょう。
処理が終わるとサーバーと同じフォルダにeula.txtが生成されるので開いて中に書いてあるeula=falseをeula=trueに書き換えておきます。
もう一度起動してDoneと表示されれば起動完了です。
これだけでは、同じLANでしかマルチできないので必要に応じてポート開放をしましょう。
もっと軽くする
これでも十分軽いのですが、もっと軽くできます。
Chiyogamiと同じフォルダ内にchiyogami.ymlがあります。
この中の
synchronized-event: true を synchronized-event: false
に書き換えるとプラグインの互換性との犠牲にして、処理速度が向上するそうです。
使ってみた
使ってみた感想ですが、ワールドの生成の速さか格別に変わったように思えます。
前までサーバーとして低スぺPCでPaperをつかっていたのですが、とても常用できるものではありませんでした。
これではとても快適に動くので満足しています。
作者様
Chiyogamiの作者様のTwitterIDです。
@_Be4_
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