Real-CUGANを使って画像を高解像度にする
上の写真はReal-CUGANというツールを使って画像を高解像度にしたものです。
見てもらえばわかると思いますがこのツールとてもすごいです。
GUIでは操作できませんが、コマンドをちょっと打つだけなので比較的簡単にできます。
必要なもの
- パソコン
- Vulkanに対応したGPU
準備
ダウンロードする
Real-CUGAN ncnn Vulkan
Releases · nihui/realcugan-ncnn-vulkan
ここからパソコンのOSに合わせてダウンロードします。
ダウンロードが終わったらダウンロードしたファイルを展開しましょう。
通常のReal-CUGANの場合だとPythonが必要となりますがこちらのVulkan対応のReal-CUGANだとPythonは不要です。
画像をReal-CUGANと同じディレクトリに入れる
これが今回高解像度にするtomato.pngです。
140x140pxでとても画質が悪いですね。
画像をReal-CUGANと同じディレクトリに入れておきましょう。
必ずしも必要ではないですがこっちのほうが楽です。
上の画像のtomato.pngが画像ファイルです。
高解像度にする
Real-CUGANのディレクトリでShift + 右クリックするとPowerShell ウィンドウをここで開く(S)というのがあるのでこれをクリックします。
そうするとReal-CUGANのディレクトリでPowerShellが起動するので
./realcugan-ncnn-vulkan.exe -i 画像のパス -o 保存したいディレクトリのパス -s 4 -n 3
と入力します。
オプションを説明すると、
-i は高解像度にしたい画像のパスを指定します。この例ではtomato.pngです。
-o は高解像度にした画像の保存先です。
-s は解像度を何倍にアップスケールするかを指定できます。 1から4を指定できます。デフォルトでは2です。
-n はノイズ除去のレベルです。 -1から3を指定できます。デフォルトでは-1です。0と-1の違いは分かりません。
ほかにもオプションはあるのでそれは自分で調べてください。
上のコマンドを入力すると-oで指定したディレクトリにアップスケールされた画像が生成されるはずです。
アップスケールした画像
このtomato.pngは560x560pxでさっきの4倍の大きさになっています。
とてもきれいですね。
ここからもう一度アップスケールしたのがこちらです。
これは2240x2240pxになっていて、最初の140x140pxの低解像度の面影がないくらいにきれいになっています。